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今回の特集はサイン業務に関わる企画、基本的な設計、を具体的にプランニングする立場にたって紹介します。 | |||||
企画(PLAN) | |||||
マーケティングリサーチ 商圏を設定するために前もって立地、交通機関の::立地条件は競合店の有無を把握し、営業内容も知っておく必要がある。 交通機関の調査は店鋪位置と利用客との流動性を探るべく、乗物の利用率、乗降場所、日夜(営業時間)の利用状況も把握する。 現地調査では建築物に対する,建築基準法、消防法、都市計画法などの関係法令による制限の有無と建造物がクライアント所有のものか、借地かを調査する。 野外広告の場合は道路との位置関係、隣接する建物との距離間、方位を把握し、躯体設計者との打ち合せを企画の段階で行い、設備、電気経路、資材搬入経路、現場状況も把握する。 現場実測は、施行する際に必要な、間口、高さ、奥行、有効寸法などを頭に入れ、サインを設置するための既存構造物の納まりも実測すべきである。細部に渡る実測とチェックがより詳しく、解りやすい図面を作成するコツにつながる。 |
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プレゼンテーション | |||||
上で述べた、背景(市場調査、現地調査、現場実測)を網羅してまとめたうえでクライアントの営業方針も理解し、実際のプランへと入っていきます。 クライアントに対してのプレゼンテーションの方法はデザインの意図を正しく理解していただくための働きかけで、基本的には図面、エスキース、パース、モデリング、企画内容書(サインCI計画書)などがあげられます。 図面(プラン) プレゼンテーションの図面はラフスケッチや色彩色豊かなカラー構成で、プレゼンボードにまとめるとクライアントにとっては解りやすい。ただし、ラフスケッチでもスケール感がわかるように書く。 エスキース 本来はデザインイメージをプランするためのスケッチだが、概略説明として、もちいられる事が多くラフな透視図に説明書きをすることが多い。 パース 完成予想図である。立体物で書いてるものが、実際物と近似値であり、テクスチャー(素材感)が解るのでもっとも、企画設計者の意図がつたわる。 モデリング 立体物を説明するために使う技法。模型をつくって説明する場合が多い。あらゆる角度から説明できるという利点がある。 企画内容書 どういう意図でサイン計画をしたか?書面で説明する、内容書類。 以上のプレゼン内容は必ずしも、クライアントに全部提出しなければいけない事はなく、その場の状況に応じてプランを進めていく必要があります。プレゼンテーションは実際の企画内容を練り上げていくためのものであり、2〜3案最初に提出し、回数を追うごとに最終てきには1案にしぼり細部のチェックへと入っていきま す。 |
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